CRS春合宿を終えて

今年もちくさ高原でCRS春合宿を開催し二泊三日の全行程を無事終えました。

バイクコントロールで最も重要なブレーキングに重きを置き、それをより確かなものにするための効率良いライン取りと低速域のコントロール能力向上を狙うカリキュラム編成の合宿です。

一般公道に於いての安全運転に最も大切な事は「互譲・遵法・協力」の精神ですが 高度なコントロール能力がそれらの下支えになる事は誰の目にも明らかでしょう。

バイクコントロール能力を向上へと導く為のいわばトレーニングは、他の様々なスポーツのトレーニングと同じく、身体をトレーニングに備えさせる「準備運動」から始まり、基本動作の反復練習、そしてダッシュで動作のスピードアップ、インターバルで動作を持続させる持久能力を積み上げていきます。

「軽く見られがちの準備運動」の取り組み方に、参加者個々のトレーニングに対する心構えが垣間見られますが、合宿での取り組みはほぼ全員が完璧なまでの取り組み方を示されており、いかにこの合宿を大切に考えて下さっているかひしひしと伝わってくる一瞬です。
同時に、いい加減な動作の準備運動を行う参加者は、進捗具合にも芳しさは見られないことも実感できました。

レーニングに真摯に取り組む、高い集中を持続する、その心構えが他のスポーツと全く共通することを強く感じる合宿でありました。