<対面高速>10年間1400人死傷 検査院「分離帯」提言

毎日新聞 10月24日(土)7時0分配信

<対面高速>10年間1400人死傷 検査院「分離帯」提言

暫定2車線の高速道路で発生した3人死亡事故の現場。中央分離帯がないため、走行車線をはみ出して対向車と衝突する事故が多発している。

 将来の4車線化を前提に中央分離帯を設けないまま暫定的に2車線(片側1車線)で開通した高速道路などで、2005〜14年に車が対向車線にはみ出す事故が2208件発生し、1400人が死傷していたことが会計検査院の調べで分かった。暫定2車線区間の6割は4車線化しないまま供用開始から10年以上経過していた。検査院は国土交通省や高速道路各社に対し、分離帯設置など安全対策を検討するよう提言する。




 
 中央分離帯が無くて、オレンジや緑色のポールや小さなブロックでセンターを仕切っただけの高速道路のことですね。



以前から走行するその都度「対向車がもし居眠りしたら・・・一巻の終わりだな」と思っておりましたが、10年間で1400名もの方々が・・・・と思うと、やりきれない思いです。

「将来4車線以上の高速道路にする際、頑丈な中央分離帯を作ってしまうと撤去にお金がかかるから」
というのが簡単な分離帯設置の理由だそうです。
事故で失われる尊い命よりも、かかる費用が優先されているようにも聞こえるような。

この動きで、全ての中央分離帯が頑丈なものになることを、心から願ってしまいます。