いつかは、ばれるのですね。

今から約20年前、娘が小学生になったお祝いにピアノを購入しました。

ヤ〇ハ楽器の新品を・・・・・少々奮発して。

ヤ〇ハ楽器の営業さんや調律師さんも立会いの元、我が家の応接間にデンッ!と据え付けられました。

このピアノ、娘だけではなく息子達二人もしっかり練習させていただきましたが、ここ10年は活躍していません。

嫁いだ娘も「当分必要ないから・・・・」と。

度重なる家族会議の結果、売却することとなりました。

ピアノ買取業者さん数社と、もちろんヤ〇ハ楽器さんにも、買取金額の見積りを頼みました。

ピアノの形式と製造番号、現状の説明で査定額の提示があるのですが、どういうわけかヤ〇ハ楽器が桁違いに安い金額を提示します。

背に腹は変えられませんので、「国内で再販、しかも提示額2番目」の買取業者さんにお願いすることにしました。

約束の時間に来られた業者さん、てきぱきとピアノの現状を確認していきます。

「エッ!こんなにばらせるの?」と思うくらいに次々とピアノの外装をばらしていきます。

すると「お客さん、ここ見てください」と業者さんが、ピアノの骨格部を指さして

「このボンドの痕は、修理か中古再生かで解体した痕跡です」

見ると、外装と骨格の接合部2箇所に木工用ボンドが乾いたような痕跡が。しかも非常に雑に塗りつけたように垂れています。

「新品で購入して以来、毎年の調律以外に、一度も修理などした事は無いのですが・・・・・」

「大手楽器メーカーさんとて、よくある事と聞いていますよ(笑)。」

ヤ〇ハ楽器の桁違いに安い買取査定額の提示理由が、よ〜く分かりました。

ちなみにこの業者さん、提示額でそのまま買い取ってくださいました。助かりました。

隠していても、いつかはばれるのですね。