久しぶりの東京行き! その①

東京にお住まいのお客様の下へバイクを配達に行ってきました。

11日AM5:00、VFRを積み込んだ軽トラックで嫁さんと出発!

長距離走行に備えてエンジンオイルは交換済み、タイヤの空気圧やトレッドの異物もチエックし冷却水も点検済み。

なんだかいつもより調子良く感じる軽トラックなのです。

名神高速から東名へと快調に進んだAM9:30。もう間もなく三ケ日ICに差し掛かるところの「宇利トンネル」に進入したときでした。

「パタパタンッ、パタパタンッ」と、路面の継ぎ目を通過する音に混じって

「ゴン、ゴトンッ」と、何かを踏みつけたような異音とショックが伝わってきました。

「何か踏んだみたいやね」すかさず嫁さんが。

「そうやなあ、変な音やったなあ。しかし何も見えなかったがなあ」

と話していると突然グラグラグラとトラックの後部が揺れ始めました。

「パンクしたな」

しかしここは長いトンネルに入ったばかりの地点、停めるわけにはいきません。

タイヤがボロボロになるのは覚悟のうえで、ハザードを点滅させながらトンネル出口へと軽トラックを走行させて、トンネルを出てからは広めの路肩を探して進行しました。

やっと停車可能な場所を見つけ停車させ、すぐに二人とも車から降りてガードレールの外へ。

車載の発炎筒を焚いて近くの非常電話へと向かい、道路パトロールへ故障車通報し、「今からタイヤ交換作業をします」と告げると

「その場所はトンネルを出たばかりの下り急カーブで、追突事故多発地点です。非常に危険なのでJAF等の到着を待って、後方支援を得てください」とのこと。

周りを見渡すと確かにスリップ痕が多数残っており、軽トラックの近くのガードレールは無残に曲がって、その足元には実況見分時のチョークの跡が生々しく残っています。

指示通りJAFの到着をガードレールの外でしばらく待つことに。

その間に高速道路の非常通報電話など初めて見る嫁さんが

「この箱の中はどうなっているの?」

「あっそうか、まだ一度も開けたことが無かったんか。ほれ見てみ」

扉を開けて内部を確認し「へ〜、こんな風になってるんやね。勉強になったね(笑)」

しかし、発炎筒。 たったの5分で燃え尽きてしまいました。

約30分の後JAFの隊員さんが処理車2台で駆けつけてくださり、1台ははるか後方に停車。そしてカラーコーンを並べ処理車脇で大きな旗を振って現場を守り、もう1台は軽トラックのすぐ後方に停車し

「会員様ですので無料でタイヤ交換作業が出来ます。ここは追突事故が多発する場所で非常に危険ですので我々に任せてください」

と説明があり、そのまま作業していただくことになりました。

作業開始から約10分で全て完了。流石です。  

「路肩でしっかり加速してから、本線に合流してください。それまで後方支援しています」

と、心強い言葉で見送っていただきました。ほんとうにありがとうございました。

想定外のトラブルに見舞われたものの、無事に走行再開できてなによりでした。ホッ!