我が目、我が耳を疑ってしまいました

報道によると

「古屋国家公安委員長は4日の閣議後の定例記者会見で、警察による交通違反の取り締まりについて、「取り締まりのための取り締まりになっている傾向がある」と苦言を呈し、あり方を見直す必要があるとの考えを示した。

 古屋委員長は「取り締まりは事故防止に役立つことが大切だ」と指摘。歩行者のいない50キロ制限の片側2車線の直線道路を例に挙げ、「交通の流れで70キロくらい出る。そういう所(での取り締まり)は疑問」と述べた。欧州では歩行者が多く道路の幅が狭い街中などで厳しい取り締まりをしているという。

(2013年6月4日12時13分 読売新聞)」


  > 交通の流れで70キロくらい出る・・・・・?

このお立場のお方の発言とは、到底思えません。道交法22条(最高速度)を御存知ないのか?

> 取り締まりのための取り締まり・・・・・?

違反は違反。事故多発地点であろうが、いまだ事故が発生していなかろうが、歩行者が多かろうが少なかろうが、交通規制されているのであれば、違反者は検挙されて当たり前です。
そもそも、何処でどの様な取締りをしようが(隠れていようがいまいが)、正しく安全運転している人々は検挙されることは無く、まったく気にする必要もありません。

簡単明瞭な交通ルールの中でも、最も大切な制限速度すら守れない悪質ドライバーを、交通社会から排除するためにも、ありとあらゆる場所で、ありとあらゆる方法で、ありとあらゆる違反行為を、ビシビシと取り締まりしていただきたいものです。

今回の、この御発言は、交通安全を心から願い、真剣に交通安全啓蒙活動している私達にとって、すこぶる残念。じつに不甲斐ない。