県境の村、40年ぶり交通事故死

 17日午後0時50分頃、長野県売木村の国道418号で、ツーリング中の浜松市、会社員の男性(40)の大型バイクが道路右側の立ち木に衝突し、男性は胸などを強く打ち、搬送先の病院で死亡した。

売木村での交通死亡事故は1971年4月以来、約40年半ぶり。県内の死亡事故ゼロの最長記録は1万4793日で途切れた。

 阿南署の発表によると、現場は片側1車線の緩やかな左カーブ。男性は仲間6人と走行中、前のバイク2台を追い抜いた際、路外にはみ出して立ち木に突っ込んだとみられる。

 長野、愛知県境の同村は人口609人(9月末現在)。71年4月16日、県道を歩いていた女児(当時5歳)が後退してきた普通貨物車にひかれて亡くなって以降、死亡事故がなかった。

 県内市町村の記録(16日現在)は、86年6月10日から9259日間、死亡事故ゼロが続いている王滝村が最長となった。

 松村増登・売木村長は「亡くなった方のご冥福をお祈りする。記録が途切れたことは非常に残念だが、これからも安全で安心な村づくりに向け、1歩ずつ進んでいきたい」と話した。

(2011年10月18日10時47分 読売新聞)



☆とても残念な交通事故です。亡くなった方のご冥福をお祈りします。