久美浜

京都の日本海側 丹後半島の西側に久美浜湾があるが その外海側に葛野浜がある。東西に見渡す限りの砂浜が続く。

砂の粒が大きいせいか波が打ち寄せても全く濁らない砂浜。

遠浅でもなく波もやや大きめで沖に向かって泳ぐのはよほど達者な方でなければ難しいだろう。

5〜6軒の海の家以外は キャンプに訪れる人たちのカラフルなテントやタープがポツリポツリと立っている。 キャンプ場というには 共同の水場が2箇所と公衆トイレが2箇所。 シャワーは海の家のコインシャワーのみ。

「芋の子を洗うような・・・」
そんなことは無縁ののんびりとした砂浜である。

高校生の頃 弟と二人で列車に揺られて「とにかく日本海!」と偶然やって来て2泊3日のキャンプしたのが最初で・・・・。

夕方になると湾入口の小さな灯台のあたりに沈んでいく夕日がきれいで そこから出て行くイカ釣り船の灯す明かりが日没後の水平線一面を照らす。

早朝の打ち寄せる穏やかな波音と湾に戻ってくるイカ釣り船のエンジンの音で目を覚ますと 昼間に見るそれとは趣の違う穏やかな海が広がる。

それ以後 ほぼ毎年 海と言えばここ久美浜の葛野浜。

独身の頃も 家族を連れても 海水浴やキャンプと言えば決まってここ。

今年は 行けるかなあ。